通気断熱について


高気密高断熱という言葉を耳にしたことはあると思います。

 

現代の住環境に於いて快適さは、安全、安心に並んで要求される条件です。

 

最も熱の影響が大きい屋根面には、屋根垂木の間を通気層(空気の通り道)とします。

 

垂木下端に透湿シートを貼り断熱材を仕込みます。

 

断熱材の性能にもにもピンからキリまであります。例えばグラスウールひとつにしても、

厚み100mmのものにも10kgのものと16kgのもの.。

ガラス繊維の細さにより高性能のものと様々。

 

極力断熱したい屋根面には16kg100mm高性能のグラスウール、もしくはロックウール。

場合によっては二重に入れたり、ボード状の断熱材でも最高性能のものを使用します。

 

室内側には気密シートを、断熱層に湿気が極力浸入しないよう施工します。

壁の断熱に於いても通気層を必ず設け、上昇気流で常に透湿シートと外壁材の間で通気が行われるようにします。

 

こうすることにより壁内の湿気が透湿シートを通り通気層から排出されます。

 

細部にわたり空気の通り道を作り、湿気の侵入を防ぐことで断熱材の性能を最大限に引き出し、快適な住空間を確保します。